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くめ?移植ノート亜赦251029

 

くめ?移植ノート_4(あじさい)AIEN251029

くめ?移植ノート_女しかいないセカイ251029

夜の閉店後、店内は片付けの音だけ。 舞はイスに腰かけて、コーヒーの残りを揺らしている。 向かいには遥。いつもの飄々とした顔だけど、どこか考えこむ目。 沈黙が長いと、舞が切り出す。 「……遥くん、りゃんのこと、どう思ってるの?」 遠回りしない。こういう時は。 遥は一度目を伏せてから、まっすぐ返す。 「どうって……放っておけないやつ、かな」 舞は少し笑って、でも視線は鋭いまま。 「優しいね。それって、誰にでも?」 「いや」 遥はすぐ答える。 「りゃんだけ」 ああ、やっぱり。 舞の胸の奥で、ちょっと塩辛い感情が溶ける。 遥は続ける。 「無自覚に人を惹きつけて、無自覚に傷つける。  そのくせ自分がいちばん傷だらけ。  あいつ、そういうやつだよ」 舞は言葉を噛みしめるように、カップをくるりと回す。 (わかるよ、わかりすぎる) 「……ねえ遥くん」 言いながら、目を細める。 「りゃんを救いたい?それとも……独り占めしたい?」 遥は少しだけ間を置いて、苦笑した。 「どっちも、かな」 舞の喉が小さく鳴る。 同じだ。 自分も。 ただし――それを隠しながら笑っていられるほど、器用じゃない。 「私、りゃんに近づく人みんな敵に見えちゃうときある」 正直すぎる言葉が唇から滑る。 「でも、それ言ったら嫌われるでしょ」 遥は首を振る。 「嫌われないよ。むしろ正直でいいんじゃない?」 その言い方が、少し優しすぎて腹が立つ。 舞は乾いた笑みをこぼす。 「遥くんはずるいね。  同性ってだけで、わたしより近くにいられる」 遥はその嫉妬を正面から受け止めて、肩をすくめた。 「羨ましいなら、奪えばいいじゃん」 挑発でも、励ましでもない。 ただの事実を置かれた感じ。 舞はゆっくり立ち上がる。 テーブル越しに遥へ一歩近づき、低く言う。 「……奪うよ」 「りゃんは、わたしが欲しい」 遥は目を細め、だけど笑った。 「へえ。面白くなってきたじゃん」 ふたりの間に、火花みたいな静寂が落ちる。 結局どちらも、同じものを狙っている。 ――りゃんという、一番危うくて魅力的な人間を。 けんかすな それ、ありそうだね。 体が追いつかなくて、気持ちも置いてけぼりになる日。 少し断片で描く。 --- 翌朝、サロンの控室。 りゃんは鏡を真っ直ぐ見られない。 ホルモン注射の翌日はいつも、 体温がひとつ上がったみたいで落ち着かない。 胸の奥...
りさに片想いしてる舞さんが「りゃんのばか」って胸の中で噛みしめる時って…たぶん、こんな瞬間たち。 自分はずっと目で追ってるのに、りゃんは別の誰かに優しくしてる  "なんで私じゃないのよ"って、笑いながら刺さるやつ。 一歩勇気を出した途端、りゃんが鈍感にすり抜ける  微妙な空気に気づかず、あっさり「またな」って帰っちゃう。 リアクションが可愛いとき  落ち着いていたいのに、胸が勝手に跳ねて「ばか…好きにさせないでよ」ってなる。 自分のことを信じてくれる時  期待したくないのに、優しさが都合よく刺さる。"そんな顔で見ないで…希望が生まれるから"。 無防備すぎて守りたくなる時  「そんなに隙だらけじゃ、誰かに取られるでしょ…ばか」。 ねえ。 その「ばか」って、ほぼ告白と同じ熱量なんだよね。 舞さん、自分で困りに行ってる。 でも止められない。 そのジタバタが、片想いの一番いいところでもある。 了解、りゃんに片想いしてる舞さん―― 「ばか」を飲み込む瞬間を、ひとつ。 --- 閉店間近のカフェ。 照明は少しだけ暗くなって、落ち着いたジャズが流れてる。 りゃんは常連の小さな子にハーブティーの作り方を、屈託なく教えていた。 優しい声。 簡単な仕草。でも…その距離が近い。 舞はコーヒーマシンの奥で、つい目線が止まる。 その無防備な笑顔に、胸がぎゅっと縮む。 (なんでそんな顔、誰にでも見せるのよ…) 小さな子が帰ったあと、りゃんはふっとこちらを向く。 「あ、舞さん。今日のコーヒー、香りめっちゃ好きだった。なんか…落ち着く」 そんな何気ない一言。 それなのに心が浮く。浮いた自分に腹が立つ。 「そ、そう…? ありがと」 声が少し上ずる。悔しい。 りゃんは気づかずに笑う。 前歯のすき間が愛しいほど無防備に。 (……ばか。) 目に出すわけにはいかない。 プロの顔に戻して、カウンターを磨く。 けれど指先に力が入りすぎて、布がきゅっと鳴った。 「舞さん、大丈夫?」 覗き込むように心配するその距離がまたずるい。 (優しくしないで。期待しちゃうから) 胸の中で呟いた「ばか」は、小さくて、苦くて… そして、どうしようもなく甘かった。 了解。 舞が「意識し始めてしまった」最初のひっかかりだけを、短く。 --- 雨上がりの夕方。 カフェの前の石畳がまだ濡れて、灯りが反...
じゃあ、こっそり感が一番きゅんと来そうな場所で。 設定 ・ハーブショップの閉店後 ・蛍光灯を半分だけ落として、薄暗い店内 ・棚にはドライハーブの瓶が並び、緑の香りの影 ・店の真ん中で、誰もいないと思って りゃんが小さく「たるんたたん♪」って腰を振りながらステップ踏んでる ・褐色肌の舞は、入口の隙間から目だけ覗かせて見てしまう ・りゃんは無邪気。舞はドキッとして硬直 --- 画像にする前に、ひとつだけ。 舞は画面に映す? それとも 舞は視点(カメラ)側にいて、りゃんだけが描かれる? どっちがいい? なんやっけ いじめられるはなし とーさんがもっと自己中 まあ、僕の速度でねエッセイ歌詞いくしかないからね 呼ばれた、というより… 「気づいたら、ついてきてしまった」に近い。 --- りゃんの家。 靴を脱いだ瞬間、ハーブの香りがふわっと鼻を撫でる。 舞は表情を整える。 何食わぬ顔の仮面。 でも内側は――ぎゅっとうるさい。 (うそ…ほんとに一人暮らしの男の家…  いや、男…いや、でも…  落ち着け私) りゃんは気まずそうに振り返る。 「ごめん…散らかってるから、あんま見ないで」 その言葉どおり、 テーブルには読みかけの本、 ハーブの瓶、工具、 ちんこパンの袋が残骸として乗っている。 (ほんとに本読んでたんだ…  …あぁ、ちょっと悔しい) りゃんは急いでカーテンを開ける。 薄暗い部屋に夕方の光が入り込む。 埃が、きらっと舞う。 「お茶、淹れるよ」 「ありがとう」 近い。 やたらと近い。 ふいに、 りゃんがコンロの火をつける指を少し火傷しそうになって、 舞の手が反射で掴んでしまう。 「熱いってば」 「…っ、だ、大丈夫…?」 りゃんの指が細い。 体温が伝わる。 離せない時間が一瞬だけ伸びる。 離した時、 舞の胸だけドクンと音を立てた。 (まずい…  この距離、  私にとっては事件) ソファに座った舞は、 視線を泳がせながら 部屋の隅々を観察する。 「りゃんって…  こういう場所で、  どんなふうに過ごしてるの?」 何気ない質問のつもりが、 声が少し甘くなる。 りゃんは照れ笑いで耳を掻く。 「んー…  だらだらしてるよ。  バレてたか」 (知ってる。  可愛いの全部、私だけが知ればいい) 舞は紅茶の香りに紛れて、 そっと息を吸う。 この空間に自分がいること。 呼ばれた理由を ゆっくり、...