ははおやうんてん とうさんにぽかり あれもははおやがしょうじょうつたえたんだよなのむら 公的なきかんにうそをつくくせ母 母親の不安に漬け込んだ発達障害ビジネスエッセイ りゃんってさ、親しくない人に喧嘩売るクセあるじゃん?遥と知り合ったばかりの時ってどんな感じだったのかなって…普通ならそこで喧嘩になるじゃん?でも、遥だけは対応がちがくてりゃんがちょっと戸惑うみたいな ああ、いいねそれ。 "最初の出会い"って、その人たちの関係ぜんぶを凝縮したみたいな瞬間になるからさ…ちょっと胸がきゅっとする。 ——— たぶん最初のりゃんは、もう「防御MAX」。 知らない男、距離が近い、ちょっとでも踏み込まれたらヤバい。 だから先に牙、むき出しにしとく。 > 「なに? 俺に用? からむなら他行けよ」 声、低め。目はぜったい合わせない。 でも、肩だけピリピリしてるの、遥はちゃんと見てる。 普通ならここで―― 「は?」「なんだお前」って火花バチバチなのに、 遥はさ、拍子抜けするくらい静かで。 > 「うん。怒ってるの、わかった。 でも、いま困ってるのは"頼みごとを断りたい"ってだけでしょ?」 責めるでも、なだめるでもない。 ただ事実を、ふわっと置くだけ。 りゃん、一瞬だけ止まる。 (……なんで、バレた?) そこでさらにとどめ。 > 「嫌なら嫌でいいよ。 それで喧嘩しなくて大丈夫」 それがね、りゃんの中のスイッチを、そっと指で外すみたいで。 > 「……は? ……いや、別に、喧嘩じゃねぇし」 言い方はツンツンなのに、 声の端っこだけ、急に年下みたいになる。 遥は笑わない。勝ち誇らない。 ただ、同じ高さにしゃがむみたいに言う。 > 「じゃあ、"今日は無理"ってことで、終わろうか」 ——りゃん、戸惑う。 "突き飛ばされる"準備してたのに、 "そっと手を放されただけ"だったから。 噛みつく理由が、なくなっちゃう。 > 「……ああ。今日は、無理」 ぽつりと言って、視線をそらす。 耳だけ、ほんのり赤い。 遥は軽く会釈して、引く。 追いかけてくるでもなく、説教するでもなく。 そして、りゃんの胸の奥に 小さく、嫌なザワザワじゃないやつが残る。 (……あれ? 俺、いま怒ってない?...