これは『自己奉仕バイアス(セルフサービング・バイアス)』と呼ばれる心理的傾向が強いと思われる。 このバイアスは、「成功した時は自分の能力や努力のおかげだと思い、失敗した時は他人や環境のせいにする」というものだ。兼重氏の会見には、この傾向が顕著に表れていた。 話し方や表情からも、兼重氏の自己奉仕バイアスは強くうかがえる。単語ごとにはっきり区切って話し、語気も荒く命令口調。謝罪会見のはずなのに、どこか偉そうで不遜な印象を受ける。 社員の責任を追及する時は苦笑いのような表情を浮かべ、「告訴する」「罪は償ってもらわないと」と、守るべき存在であるはずの社員を糾弾する言葉を連発。 一方で自らの責任や関与については「本当に」「全く」「一切」と強い言葉で否定を繰り返した。しかしさらに追及されるとどんどん声が小さくなり、言葉を濁し、語尾が消え、口ごもる時もあった。「反省している」とは発言したものの、言葉通りに受け取った人はどれほどいただろうか。 https://bunshun.jp/articles/-/64733?page=2 https://bunshun.jp/articles/-/65742 弁護人「(過去に服役していた刑務所の中で)繰り返し出てきた言葉はありましたか?」 青葉被告「結婚という言葉です」 弁護人「どういうことですか?」 青葉被告「福山雅治さんや『けいおん!』の声優、芸人の『あばれる君』が結婚していて、自分にも結婚させようとしているのかなと」 弁護人「誰と誰を?」 青葉被告「自分と『女性監督』とを」 青葉被告はこれまで、京アニの女性監督に一方的に好意を寄せていたとし「ネット上の掲示板で実際にやりとりしていた」とも主張した。一方で同じ人物を、青葉被告が応募した小説の内容を「パクった相手」とも持論を展開している。その監督と「誰が結婚させようとしているのか?」と弁護人に尋ねられ、被告はこう述べた。 青葉被告「おそらく、ナンバーツーという方かと」 この日もまた青葉被告の発言に「(闇の人物)ナンバーツー」が現れた。青葉被告の主張によると、被告を監視するよう警察の公安部に指示を出しているとされ、ハリウッドやシリコンバレー、官僚にも人脈がある「闇の世界に生きるフィクサー」だというが…。弁護側は「青葉被告の人生をもてあそぶ『闇の人物』が、京アニと一体となって嫌がらせを...