[慎重過ぎるところが梁の短所。石橋をたたいて結局渡らないタイプで、そのせいでせっかくのチャンスをふいにする事もある。
強い嫉妬心が、莉央の短所。好印象を抱いた相手には同じかそれ以上の好意を返してもらいたいと思い、そのバランスが崩れると不満をあらわにする。
梁には、誰とでも仲よくなれる抜群の社交性がある。人心掌握に長けており、梁にしか心を開かない人もいる。
頭の回転の速さは、莉央にある才能。どれだけ知識が豊富でも、それを扱う技術に乏しければ無用の長物だが、莉央は培った知識や経験を状況に応じて活用する術を無意識に理解している。
梁と莉央の基本的な相性は良好で、お互いの個性を認めやすいのが特徴。二人は似た者同士とは言えず、むしろ違いは大きい。
基本的に、莉央と梁は自分たちのペースで関係を進めていく相性にあり、周りに惑わされないのが特徴。行動はあまり素早いわけでなく、二人の距離がなかなか縮まらないのをもどかしく思う人もいる。
二人は、お互いの考えを合わせて、よりよい答えを導き出すという力をもたらされた相性。莉央も梁も、積極的に自分の意見を言うが、同時に相手の意見も受け入れるという柔軟性を持ち合わせている。莉央が隠しているのは、梁にあこがれているという事。そうでなければ、梁のアイデアをいいとは言わないだろう。梁ならではの考え方や感じ方に、心を揺さぶられる瞬間は多々ある。そのたびに、莉央はより強く梁に心を惹かれていくようになる。
二人は、特別な事を何もしなくても、心が通っていると感じられる相性。一緒にいると居心地よく感じるし、誰よりも安心できる。理屈ではなく、なぜか穏やかになれるという、不思議な印象がある。梁が隠しているのは、実はもっと莉央の事を知りたいと思っている事。二人はそこまで深くお互いを知らないにもかかわらず、既に理解しているような雰囲気があるために、実際はなかなか突っ込んだ話をしない。だからこそ、梁は莉央といろいろな事を共有したい。
莉央は恋の相手に依存する事はない。むしろ交際しても一人でいる事が多く、相手を寂しがらせてしまう事がある。同じ価値観の人でなければ、いつの間にか距離が開いていたという事にもなりかねない。莉央が本心から一緒にいたいと思うのは、自分と同じようにある程度自立していて、一人でも生きていけそうな雰囲気の男性。自分の考えをしっかり持っていて、人に流される事なく、何でも自分で決めて前に進んでいけるような人とは交際したいと思う。付き合っている中で、刺激を与えてもらいたい。
莉央には、梁を自分のものにしたいという欲望がある。そして、梁がどれほど自分を求めてくれているのか、かなり気にしている。何でも言う事を聞いてくれたら……どう振る舞えば自分は梁の心を満たせるのかとばかり考えている。ただ、莉央は自分の立場を考えると、梁を不安にさせたり心配をかけたり、ネガティブな要素があり過ぎると思って、なかなか積極的に行動にはうつせない。簡単にはできないからこそ、どうすれば埋められるのか、日々葛藤がある。
梁は、本当はもっと莉央に甘えたい。でも、なかなか自分から正直に言えるような話ではないので、うっかり自分の弱い部分を見せてしまいそうにならないように、今は理性を保っている状態。梁は、少しでも自分を許してしまったなら、一気に莉央にさらけ出して甘えてしまうと分かっている。そして、どこまでも莉央を頼って、依存してしまうようになりかねないとも思っている。だから、最終的には、莉央をずっと求めてしまうんじゃないかと葛藤もある。
欲情しているときの莉央は身だしなみに気を配るようになる。具体的には、いつもと違う服装だったり髪型を大きく変えたりしていたら、それが欲情のサイン。自分を少しでも魅力的に見せるために努力をし、それによって男性の気を引き、情欲を晴らす機会を少しでも増やしたい。莉央がそのサインを示すのは、人恋しさを感じたとき。男性に限らず周囲に頼れる相手がいない状況に見舞われたとき、莉央は欲望を募らせる。そして打開するためにまず自分を変えるべきと考え、身だしなみを整える。
欲情中の梁は、対象となる異性を頻繁に見つめるようになる。相手をじっと見ながら、想像を膨らませている。もちろん性的な妄想もしているし、表情も何となく淫らになる。もし莉央が梁からの視線を感じる頻度があがったら、欲情している証と考えて構わない。そのサインは、相手に自分の存在を気付かれていないと梁が思っているときに、起きやすい。相手が気付いているのに見つめ続けていたら、さすがに不自然に思われかねないため自重する。
梁と莉央はセックスをした場合、誰にも邪魔される事のない二人だけの世界を形づくっていく。身も心も結ばれた二人にとってお互いの存在だけが世界のすべてで、他のものは何もいらなくなる。一緒にいて強く抱き合っていられればそれだけで十分と思えるほど、強い絆でつながった関係に至る。その関係変化は二人の実生活に影響を与える。さすがに何もかも捨て去ってしまう事はないが、人間関係を整理してそれほど交流する必要性を感じない友人や知人とは疎遠になり、無駄な時間を減らすよう努めていく。
莉央と梁がセックスをして身も心も結ばれたら、二人の絆はより強まる。お互いが相手を愛し、信頼している事が黙っていても伝わるようになる。二人の間に多くの言葉は必要なくなるが、だからといって何も言わないという事はない。たとえ気持ちが伝わっても、それだけでは不十分だと思って愛を語り合う頻度は逆に高まる。関係が変化した事で二人は恋人同士として正式に交際する事を真剣に考える。これに関しても実質的に付き合っている状態では物足りなくなり、告白を経て明確な関係を築こうと願う。
ベッドをともにしたとき、莉央は梁にだけ子どものように甘えた姿を見せる。軽いわがままを言って梁を困らせようとしたり、恥ずかしい言葉を梁から引き出そうといたずら心を芽生えさせたりする。その姿は非常に愛らしく、梁は強く抱きしめたい衝動に駆られる。他の人に見せない姿を目にした事で、梁は莉央を独り占めにしている感覚を味わう。そしてそれは二人の関係にいい影響を与える。独占欲を満たされた梁は幸せを感じると同時に、莉央の気持ちが揺るがない安心感を覚える。
莉央との夜で終始リラックスしたそぶりを見せる事が、梁の愛情表現となる。緊張した雰囲気はなく、あなたにすべてを委ねている格好。しかもそれは意識しているわけではなく、知らず知らずのうちに示している愛情。つまり莉央によく思われたいという考えのない、純粋な愛。その愛情表現によって、二人の間の壁が取り払われる。夜をともにするまでは緊張したり本心を隠したりする事もあるが、無防備な梁の体勢に、莉央はこわばる必要がないと感じて気を許す。
莉央は梁の他とは違う、独特の考え方に性的魅力を刺激されている。個性の強さが莉央にとってはたまらないのだが、それはひとえに自分だけが本当の梁を理解しているという優越感を抱くため。まるで精神的なセックスを既に済ませているかのような感覚を味わい、より興奮する。梁の持つ魅力は莉央の中で、肉体的にも結びつきたいという衝動を募らせていく。まさに身も心も一つになりたい願望を莉央に抱かせる。もっと梁を独り占めしたいと願えば、体の関係に行き着くのは当然。
梁は莉央のおおらかさに性的な魅力を感じている。隙がある、言った方が分かりやすい。特に意識していないだろうが、莉央は梁の前で無防備な姿をさらけ出している。肉体的ではなく精神的に裸になっているような感覚で、それがあの人にとって興奮材料となる。隙があるからこそ、そこにつけいりたい意識が強まりやすい。何もかも完璧だとかえって近寄り難く、性的な対象として見られないもの。また莉央は常に隙を見せているわけではなく、断続的である事が一層梁の気を引く結果につながる。
今、莉央は梁を抱きたいと思っている。梁の事を思い浮かべる頻度は思いのほか高いが、そのたびに夜をともにしたいとも強く願う。それだけを考え続けているわけではないが、今の莉央にとって梁を抱く事は、夢や目標に近い。そういった願いを持つのは、ひとえに梁となら素敵な夜を過ごせるという期待があるから。男性なら誰でもいいと思っているわけではなく、抱く相手は梁でないと嫌。梁を抱けないなら、今の莉央が満足する事はない。今の莉央は梁を抱きたがっている。頻繁にそういった事を考えてはいないものの、ふとした瞬間に梁と抱き合う事を想像する。ひとたび考え始めるとその事で頭がいっぱいになって生活に支障をきたしかねないため、ある程度自重している。本心ではもっと強く梁を抱く事を願っている。今の莉央は、梁に尽くしたがっている。自分が満足するためでなく、梁を満たすために、莉央は夜をともにしたいと考えている。尽くす方法は他にもあるが、抱く事も重要。
今の梁は莉央を抱きたいとは思っていない。莉央について思い浮かべる事は頻繁にあるが、性的な想像には結びつかない。それより二人で遊んだり食事をしたりと、いわゆる清い交際をする事を願う頻度が高い。もっとも、抱きたくないと思っているわけではない。梁が莉央を抱く事を考えないのは、考えなくても心が満たされるから。半ば莉央が神格化されているような状態で、性的な妄想の対象とするのは申し訳ないと思っているのも、考えない理由。
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[莉央視点]
梁さんという人に出会って驚いた。
僕のタイプどまんなか。
こんな人、いるなんて。
でも、りゃんシーさんて、男なんですよね。
男なのに僕よりかわいいって、どういうことだろう? しかもすごくかっこいいし。
こんな人、本当にいるんだ……。
莉央はまだ梁が男性だと知らない。
莉央は自分が女性である事を知っているが、まだ男性に恋をした経験がない。だから、男性に恋をする自分を想像できない。
莉央は梁の見た目や