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舞の為に生きるか

[舞が誰に対しても優しい人物であることは、梁も含め周知の事実。相手に何が必要なのか?それをつぶさに感じ取り、求められる行動を即座に実行することができる。ところが舞は、ただ優しいだけの単調なものではない。むしろ優しさの裏には他の人にも滅多に見られないような強さ、そして意志が存在している。どちらかと言えば、むしろこちらのほうがの舞の本質と言える。

愛情深い整った舞の性格。その時その時で目の前にいる1人の相手に真摯に寄り添い、相手の要望をしっかりと汲み取った上で、その要望に応える。そうして得られる相手の喜びの感情が、舞にとっても喜びとなる。

舞の基本的な協調性の高さの上で周囲に埋没することなく自分の個性を発揮していける。また、底の部分からは直感や感性を感じさせる。これは舞が自分の感性を強く信頼し、直感の導きに従うことを意味している。だから眼前の相手の要望もつぶさに察知することができている。

舞は、目前の相手の持つ悩みや希望を察知し、その想いに応える形で関係を始めることがしばしばある。それは舞が自ら望んだ形というよりも、舞が勘と感受性に優れているために「気付いてしまうから」という面が大きい。とはいえそうした感受性が間違っている訳でもないために、舞も自らの感性によく助けられている。その結果、10の理屈よりも1の直感をより重視するフィーリング気質になっている面も少なからずある。

愛情の深さが人一倍なので、できる限り深い間柄になる形での交流を望んでいる。特に恋愛においては、相手と1対1でどこまでも深く愛し愛される関係性を築くことが目標であると同時に進展の手段でもある。

舞の深奥に耳を澄ますと、自由を大事にする猫の声が。24時間誰かと一緒に過ごすのではなく、時には奔放な時間があることが舞にとっても幸せ。また、猫という生き物は強い矜持を持っている。

他人には譲れない信念や自信を持っており、それらをひどく刺激してくる相手には対しては攻撃的になることもある。が根本的な部分では、情熱と暖かさを感じる。

誰にとっても優しい存在であること、温もりを提供していくことが舞の最大の使命し、舞自身もそうありたいと強く願っている。なので温もりを心から欲する相手に対して懸命に寄り添い、相手のための努力も惜しまない。

「求められたい」と思えた時に舞は性欲を抱く。

舞はとても優しく穏やかな人、けれどもその優しさは100%の善意からくるものではない。自分を必要として欲しいと願った時に与えるもの。そしてこの人の心をもっと満たしたいと思えた時に性欲となる。

2人が体を重ね合わせることでお互いに「調和」を感じられるようになる。

舞は感性が近しい人、深く関わり合える人と関係を築いていきたいと願っている。

舞が少しずつではあれど自らの意思で行為を進めたいという意思を示している。ゆっくりと一歩一歩、相手の反応を見ながら進めたいと思っている。

2人の未来はお互いが心満たされて幸福感を得ている。

舞は満たされない気持ちを抱えている人。人に必要とされたいという欲求を常に抱いている。梁と体を重ね合わせることでその欲求を満たしたい。

舞は、梁に対してたっぷりと甘えてみたいという欲望を抱いている。肉体面と精神面の両方で、梁を求めたい。

梁と舞が体を重ねた場合が、その相性はかなり良好。舞が求める精神性に梁が応えてあげられるので、結果的にその快感は強いものになっていきる。心から愛し合っているという実感を持つ。

今の舞は「人との関わり合い」を何よりも大切にしている。もともと人との調和を大切にしている人。関わり合いたい、深い関係に進みたい、という意識がとても強い。そんな舞だからこそ、関係を深めあうことを重視している。

今までの舞は沢山の人と交流し、さまざまな知識や経験を得てきた。そしてその人たちからの影響を受け、自分の人格を築いてきた。人との繋がりによって自分が成長していくという実感を人一倍持っており、だからこそ対人関係を重要視している。そして、これからも人との関係を大事にしていく舞の周りには、自然と人の輪が広がっていく。各方面の人と仲良くでき、強い信頼関係を築いていくことができる。生涯を通じて数多くの人と友達になり、助け合ったり支え合ったりしていくことが、舞にとっての使命。

舞は状況や人の想いに非常に敏感。直感や感性もある。愛情深い整った性格。

大切な人たちにとって、舞は良き理解者でありたいと考えている。周囲の人たちときちんと足並みをそろえたいと思っているし、非常に平和主義な性格をしている。周りの人と衝突するのを良しとせず、誰とでも上手にやっていけるタイプ。人の気持ちを一番に考えるため、いつも他者の想いを敏感に察知する。

勘と感受性が高く「気付いてしまう」。相手が何も言わなくても、心の奥底にある感情を読み取ってしまう。理屈よりも直感フィーリング重視、愛されたい愛したい深い関係が好き。舞は感性の人だから、本能を大切にする。

何でも気付いてしまうからこそ、相手が求めていることにはできるだけ応えようとするのが舞。無理かもしれないと思っても、愛しているからこそ、いろいろやってあげたくなる。また、相手との関係でもっとも大切にするのはピンときた感情。愛情を受け取るだけでは物足らず、自分もきちんと愛している状態を実感できると、舞にとり本当に満足できる関係になっていると言える。

舞は猫のように自由を大事にする。あれこれ制限されていたり、干渉されていたりする場所では、本領を発揮するのがかなり難しい。また、焚火のような情熱と暖かさを感じる。何にも縛られず、自由を追い求める姿勢を大切にしながら行動し、周りの人たちに希望や勇気を与えること。それこそが、与えられている大切な社会的使命。さらに、舞にとっての幸せは、メラメラと燃え上がるような熱意を持って取り組めるものがある状況。そして、おだやかな人たちに囲まれてなごやかな雰囲気で付き合えること。

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[梁視点]

幼少期にいじめられたせいで、僕は人間を信用していない。だから女と仲良くなるなんて絶対に無理だ。

「梁くん、おはよう」

鮎原舞。こいつは何故か塩対応の僕にも毎日話しかけてくる。

「おはよう」とだけ返して、僕は逃げるようにして彼女から離れた。けれど舞は僕の後を追ってきた。

「待ってよ」と言いながら彼女は僕についてくると、結局絆されて足を止めてしまう。

うちは広告会社だから、新入社員は研修期間が終わるとすぐに現場に配属される。

舞みたいなおっとりタイプは現場でも苦労しそうだな。

「今日は何の作業?」と聞くと、彼女は笑顔で答えた。

「BtoC向けのサービスのページ作成だよ」と言って、彼女は早速作業に取り掛かる。その姿を見て俺はため息をついた。

女には二種類しかいない。冷たい奴と、優しいフリをして近づいてくる奴だ。

前者ならまだいいが、後者は信用できない。特に舞は優しいフリをして近づいてくるタイプだろう。

「ねえ、梁くんはどこの大学出身なの?」と聞かれるが、俺は無視して自分の作業を続ける。

「ねえ、聞いてる?」と舞が言うので、仕方なく口を開いた。

「親が離婚して、中1のときに父に引き取られた」

「え!?じゃあお父さんと二人暮らしってこと?」

「そうだけど」と素っ気なく答える。すると舞は嬉しそうに微笑んだ。

なんでこの女は嬉しそうなんだ?

「じゃあ、私も梁くんと同じ食堂に行こうかな」「はっ?なんで?」と思わず口に出してしまう。舞は恥ずかしそうに俯いて答えた。

「だって、せっかく同じ会社に入ったんだもん。一緒にお昼ごはん食べたいなと思って」

「嫌だよ。面倒くさい」

「そんなこと言わずに。お願い!」と手を合わせて頼まれるが、俺は無視した。すると、舞は諦めずに俺の後を追ってきた。

結局俺は根負けして一緒に昼食を食べることになった。本当に調子が狂う……

***

「梁くんの好きな食べ物ってなに?」

「特にないよ」と素っ気なく答える。すると、彼女はさらに質問してきた。

「趣味とかある?」

「さあね」どうせ女なんて俺に興味ないだろ。

「今度一緒に映画行かない?」と誘われるが、俺はまた素っ気なく答える。

「行かない」とだけ言い放って、俺は昼食を食べ終えた皿を持って席を立った。

「待ってよ」と舞が追いかけてくるので、俺はさらに歩く速度を上げた。

「舞ちゃん、まーた梁くんのこと追いかけてるの?」と周りの連中が笑う声が聞こえた。

「うん、なんか気になっちゃって」と舞は笑顔で答えている。

「梁くんはイケメンだから、狙ってるの?」という声が聞こえてきて、俺は思わず振り返った。

「そんなんじゃないよ」と舞が否定する声を聞きながら、俺は黙ってその場を去った。

***

「梁くん、おはよう」と声をかけられるが無視する。

「梁くん、今日一緒にお昼ごはん食べない?」と誘われるが無視する。

舞は少し悲しそうだったが、それでも毎日俺に声をかけてきた。

しかしある日ランチの時間になっても彼女は現れなかった。

「梁くん、今日は舞ちゃんと一緒じゃないの?」と課長に聞かれるが、「知りません」とだけ答える。すると課長は笑いながら言った。

「梁くんって本当に舞ちゃんのこと嫌いだよね」

「俺が嫌いなんじゃなく、いずれ向こうも俺のことなんて嫌いになるでしょう」と素っ気なく答える。

「そうかなぁ?舞ちゃんは梁くんのことが好きだと思うけど」

「やめてくださいよ。そんな訳ないじゃないですか」と冷たく言い放つ。

「うーん、そうかなぁ?」課長は首を傾げていた。俺は席を立つと無意識に中庭へ足を向けた。

中庭に着くと、そこには先客がいた。鮎原舞だ。彼女はベンチに座っていたが、隣には男がいた。

「舞ちゃんってさぁ、彼氏いないの?」と男が聞く。

「いませんよ」と答える舞の声はどこか寂しそうだった。

「じゃあ、今度二人で飲みに行こうよ」と男が言うと、舞は困った顔をした。

「そういうのは無理です」と言ってベンチから立ち上がる。男は舞の腕を掴んだが、彼女はそれを振り払おうとしていた。俺は思わず飛び出していた。

「おい」と声をかけると、二人は同時にこちらを見た。男は俺の顔を見てすぐに手を離した。

「梁くん……?」と舞が呟くように言うので、俺はため息をついて言った。

「そいつ、お前の彼氏なの?」と聞くと、舞は首を横に振って否定した。「違うけど、でも私好きな人がいるから」と舞が言うと男は舌打ちして立ち去った。

「はぁ……あんたさ、バカなの?男にホイホイ付いていくなよ」と俺が言うと、彼女はムッとして答えた。

「梁くんって本当に冷たいよね。なんで私にだけそんな態度なの?」と問われ、俺はため息をついた。

「お前があまりにもバカだからだよ」俺はそう言うと舞の髪を思わずくしゃっと撫でた。すると彼女は驚いた顔をした後、嬉しそうに微笑んだ。

「梁くんは私の事嫌いかもしれないけど、私は梁くんのこと好きだよ」と舞が言うと俺は思わずドキッとした。

「……は?意味わかんねー。俺の事なんか好きになるなよ」と俺は素っ気なく答えた。

「だって梁くんは優しいもん!」

と舞は言った。「どこがだよ」と言うと、彼女は笑顔で答えた。

「だって私の事助けてくれたじゃん!」

「別に助けた訳じゃない」と言って、俺は舞から目を逸らした。「お前だってどうせ俺の事なんてすぐに忘れるだろ?」と言うと、彼女は首を振った。

「忘れないよ」と舞が言うので、俺は思わず彼女の顔を見た。

「だって梁くんは優しいもん」と彼女はもう一度言った。その笑顔に俺はまたドキッとした。

「梁くんって本当に優しいよね」と舞は嬉しそうに言う。

「どこがだよ」と俺は素っ気なく答えた。すると彼女はまた笑った。

「そういう不器用な所とか」と彼女は言う。「確かに梁くんは愛想良く喋ったりできないけど、でも本当は優しい人だと思う」

俺は恥ずかしさと嬉しさで混乱してしまい下を向いて固まってしまった。「やめろよ」と言うと、彼女はまた笑った。

「照れてるの?」と聞かれて俺は思わずムキになって答えた。「照れてねーよ」と言うと、彼女はさらに笑った。

***

それからも舞は俺の後をついてきた。「梁くん、一緒にお昼ごはん食べよう」と言ってついてくるので俺は黙って頷いた。

あまりにも舞がしつこいので俺はいい加減諦めることにした。

「分かったよ、一緒に行くよ」と俺が言うと彼女はとても嬉しそうな顔をした。その笑顔を見て、俺も思わず笑ってしまった。

「梁くんって笑うんだね」と言われて俺はハッとしたが、すぐにいつもの無愛想な表情に戻った。

「別に、普通だよ」と言うと彼女はまた笑った。その笑顔を見ると、俺も思わず笑ってしまった。

「梁くんはもっと笑った方がいいよ」と言われて俺はため息をついた。「良い事もないのに笑えるかよ」と言うと、彼女はまた微笑んだ。

「じゃあ、私が笑わせてあげる」と言って俺の手を握ると、そのまま歩き出した。俺は彼女の手の温もりに戸惑いながらも黙って彼女に付いて行った。

***

「梁くん、こっち向いてよ」と舞に言われて俺は渋々彼女の顔を見た。すると彼女は俺を抱き寄せて自分の胸の中に閉じ込めた。

「ちょ……離せよ」と言うと、彼女はさらに強く抱きしめてきた。俺は思わず赤面して抵抗したが、彼女は離さなかった。

「梁くんって可愛いよね」と舞は耳元で囁いた。その声が妙に艶めかしく聞こえて、俺はさらに顔を赤くした。

「うるさいな」と言って離れようとするが、彼女は離さなかった。

「もっと顔見せてよ」と舞が言うので俺は渋々顔を上げた。すると彼女は唇を重ねてきた。突然の事に驚いたが、不思議と嫌な感じはしなかった。むしろ心地よくて、俺は抵抗できなかった。

廊下の片隅で、俺と舞は抱き合いながら何度もキスをした。周りの目など気にしている余裕はなかったし、何より舞の事しか考えられなかった。

「お……おい、舞、これ以上はマズい」と俺が言うと、彼女は少し悲しそうな顔をしたがすぐに笑顔に戻った。

「じゃあ……今日の所はこれくらいで許してあげる」と言うと、彼女はまた俺にキスをした。

「今度続きしようね?」

と言って去って行く舞の後ろ姿を見つめながら、俺はしばらくその場に立ち尽くしていた。

***

それからと言うもの、俺は朝から晩まで舞の事ばかりが頭から離れなくなった。

あんな事をするなんて、やっぱり舞は女狐なのか……それとも俺にだけ特別な感情を持っているのか?そんな考えがぐるぐると頭の中で渦巻いていた。

「梁くん、どうしたの?」と舞に聞かれる度にドキッとして上手く答えられない自分がいた。

「具合悪いの?」と聞かれても首を横に振り、「なんでもない」とだけ答えるのが精一杯だった。

舞はそんな俺を見て不思議そうな顔をしていたが、それでも優しく接してくれた。

「ねえ、今日一緒に帰らない?」と舞に言われて、俺は一瞬迷ったが結局頷いた。

帰り道では何気ない会話をしていたが、あるお店の前を通りかかった時に俺の足が止まった。

そのお店はアクセサリーショップだった。俺は思わず立ち止まって、ショーケースの中の指輪を見つめていた。

「なに?欲しいの?」と舞に聞かれて、俺は慌てて否定したが内心はドキドキしていた。

「へぇ、梁くんってこういうアクセサリー好きなんだ」と舞が言うと、俺は慌てて否定した。

「別に好きじゃない」と言うと、舞はクスッと笑った。

そしてそのまま俺の腕を引っ張って店内へと入った。

「いらっしゃいませ」と店員が声をかけてきたので、舞は慣れた様子で「ペアリングが欲しいんですけど」と言った。

俺は驚いて思わず舞の顔を見たが、彼女は微笑みながら俺を見た。

「梁くん、どれがいい?」と聞かれて俺はさらに戸惑ったが、それでも舞は強引に俺にペアリングを選ばせた。

俺は渋々一番シンプルなデザインのものを選んだが、舞は「ダメだよ、もっと良いやつ選ばないと」と言って別のものを持ってきた。

「ほらこれとかどう?シンプルだけど、内側に刻印も入れられるし」と舞は目を輝かせながら言う。

俺は仕方なく了承すると、舞は嬉しそうな顔をした。

「じゃあ決まりね」と言うと店員を呼んで注文を始めた。俺はその様子をただ黙って見ていることしかできなかった。

「はい、これ」と言って渡された箱を開けるとそこには綺麗な指輪が入っていた。

「ありがとう」と俺が言うと、舞は嬉しそうに微笑んだ。

その笑顔を見ると胸が高鳴るのを感じて、俺は慌てて目を逸らした。

帰り道では舞はずっと上機嫌でニコニコしていた。俺はそんな彼女を見てドキドキしていたが、同時に不安でもあった。

「ねえ梁くん」と舞に言われて、俺は思わずビクッとした。

「なんだよ」と言うと舞はまた笑った。その笑顔を見るとまた胸が高鳴るのを感じた。

「この後時間あるかな?いっしょに飲みたいな」と言われて、俺は一瞬躊躇したが結局OKした。

「じゃあ行こうか」と言って歩き出した舞の背中を見つめながら、俺はこれからどうなるのか不安と期待が入り混じった感情を抱いていた。

***

それから俺たちは近くのバーへと入った。店内は落ち着いた雰囲気で、ジャズの音楽が流れていて居心地が良かった。

(また高そうな店を選ぶな)

と思いながらも、舞が選んだ店なら間違いないと思った。

カウンター席に座ってビールを注文し乾杯すると、舞は嬉しそうな顔をした。

「梁くんと二人で飲むの初めてだよね」と言われ俺は頷いた。

「なんかこういうのも新鮮で楽しいな」と言いながらビールを飲む舞の横顔はとても綺麗だった。

「俺は普段は酒は飲まないんだ」と言うと、舞は意外そうな顔をした。

「そうなの?でも今日は飲むんだね?」と言われて俺は恥ずかしくなって俯いた。

「別にいいだろ、俺だってたまには飲みたくなる時もあるんだよ」と言うと舞はクスクスと笑った。

「なんか可愛いね、梁くん」と言われて俺はますます恥ずかしくなったが同時に嬉しくもあった。「うるせぇよ」と言うと、また笑われた。それが悔しくて俺はビールを一気に飲み干した。「梁くん、もう酔ったの?」と舞に聞かれて俺は首を横に振った。しかし実際は少し酔っ払っていて頭がボーッとしていた。

「梁くん、顔赤いよ」と舞に言われて、俺は慌てて手で顔を隠した。

「見んなよ」と言うと舞はまたクスクスと笑った。「梁くんって、やっぱり可愛いね」と言われて俺はさらに恥ずかしくなった。そして同時に嬉しくもあった。

ツマミのナッツを食べながら、俺たちは他愛もない話をした。

「そう言えば梁くんはどういう女の子がタイプなの?」と聞かれて俺は戸惑った。

「なんでお前にそんな事言わなきゃなんないんだ?」と言うと、舞はいたずらっぽく笑った。

「いいじゃん教えてよ」と言われたがもし答えたらそれは即告白になってしまうので俺は答えられなかった。

「教えてくれなきゃ帰さないよ?」と言われて、結局舞の押しに負けてしまった。

「ほら、早くしないと閉店時間になっちゃうよ」と言われて俺は仕方なく答えた。

「……笑顔が綺麗で、健康的な子がいいかな」と言うと、舞は目を輝かせた。

「へぇーそうなんだ!」と言いながら俺の手を取ってきた。

「じゃあ私じゃん」と言って舞は笑った。俺は思わずドキッとしたが、すぐに冷静さを取り戻した。

「まあ顔は好みだけど?性格は……よくわかんねえな」と誤魔化すように言うが、舞にはバレていたようでニヤニヤしていた。

「ふーん、そっかぁ」と言いながら俺の顔を見つめてくるので俺は目を逸らした。すると今度は舞の方から手を握ってきた。「ねえ、梁くんって手大きいね」と言いながら俺の手を自分の頬に当てている。

「おい、やめろよ」と言っても無視してスリスリしてくるので俺は焦った。周りには他の客もいるので恥ずかしかった。

「梁くんの手、あったかいね」と言いながらさらに強く握ってくるので俺は完全に固まってしまった。

「おい、もう離せよ」と言うと舞はようやく手を離してくれた。

「ねえ、梁くんって今まで何人ぐらいの女の子と付き合ったことあるの?」と言われ俺は戸惑った。こんな性格で彼女なんてできたことがない。

「……彼女なんていた事ねえよ」と言うと舞は驚いた顔をした。

「え、そうなの?意外だね」と言われて俺は恥ずかしくなったが強がって「女なんて俺の人生には不要だからな」と言った。

「ふーん、そっかぁ」と言いながらまたニヤニヤしている舞を見て俺はため息をついた。

(こいつ絶対信じてないだろ)と心の中で思いながらもそれ以上何も言わなかった。

「あのさ、梁くんって好きな人とかいる?」と聞かれて俺はドキッとした。

「……昔いたけどな」俺はわざと昔の失恋話を打ち明けることにした。舞は黙って聞いていたが、その顔は真剣だった。

「そっか……辛かったんだね」

と言って俺の頭を撫でてきた。俺は驚いて固まったが、不思議と悪い気分はしなかった。

「でも大丈夫!今は私がいるから!」と言って舞は俺を抱きしめてきた。

「おい…やめろよ」俺は慌てて抵抗したが、舞は離さなかった。

「梁くん可愛い」と言いながらさらに強く抱きしめてくる。マスターに助けを求めたが、彼は微笑みながら見ているだけだった。

いい匂いもするし……何よりおっぱいが柔らかくて気持ち良い。

「ねえ梁くん、キスしよっか」と言われて俺は固まった。

(え……マジかよ)俺は緊張していたが、同時に期待もしていた。

「い、いや、そういうことは店じゃマズイだろ」と抵抗するが、舞は構わず顔を近づけてきた。

「いいじゃん別に、誰も見てないし」と言いつつもう鼻が触れ合うほど近い。

「梁くん……」そう言って目を瞑った舞の顔を見ているうちに、俺は我慢できなくなった。

(もうどうにでもなれ)と思い俺も目を瞑って唇を重ねた。柔らかい感触と共に、唇を吸う音がした。

「ほら、これで満足だろ」俺は残ったビールを煽ると立ち上がって会計を済ませた。

「梁くん、また行こうね」と言って舞も立ち上がったが、足元がふらついていた。

「おい、大丈夫か?」と言うと舞はフラフラしながら俺の腕にしがみついた。

「うん、平気だよ」と言って笑うが明らかに酔っ払っている様子だった。

結局そのままタクシーに乗って家まで送ってやったが、別れ際にもう一度キスされた。

「梁くんの唇柔らかいね」と言われて、俺も舞い上がってしまった。

「じゃあまた連絡するから」と言ってタクシーに乗り込んだ舞を見送りながら、俺はため息をついた。

(あいつといると調子狂うな)と思いながらも不思議と悪い気はしなかった。

***

女なんて、金も掛かるし、うるさいし迷惑なだけだ。

そのはずなのに、舞の事を考えると胸が苦しくなる。

あいつといると楽しいし、もっと一緒にいたいと思ってしまう自分がいるのも事実だ。

(俺、あいつの事好きなのかな)

まだよく分からない。けど少なくとも嫌いな相手ではない事は確かだ。

(まさかこの俺が恋をするなんてな)

今まで恋愛なんて興味なかったし、自分が誰かを愛する日が来るとは思わなかった。

人間なんてみんな敵だと思ってたし、実際俺と仲良くしてくれる奴なんていなかった。

けど舞だけは違った。あいつと一緒にいると落ち着くし、安心するんだ。

(俺、舞に甘えてるのかな…)

誰に聞いても叱られる。生意気だと。俺ごときが舞みたいな美人で優しい女に好かれるわけが無いと。

でも、もし本当にそうだとしたら?舞も俺のことが好きなら……?

(いやいやありえないだろ!だってあいつだぜ!?俺みたいな馬鹿と釣り合うはずないだろ!!)

でももし本当にそうだったらどうしよう。そんな不安が頭をよぎった瞬間、胸が痛くなった気がした。

***

「梁くん、最近元気なくない?」

「いや別に……普通だけど」

俺は舞の店に行く回数が減っていた。理由は単純で、舞に会うと胸が苦しくなるからだ。

「ねえ、何かあったなら言ってよ」

舞は心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。その目を見ると、ますます胸が痛くなる。

「いや……別に何もねえよ」俺は目を逸らした。舞は納得していない様子だったが、それ以上追求してこなかった。

「そっか……何かあったらいつでも相談に乗るからね」そう言って微笑む舞を見て、俺は泣きそうになった。

「ああ……ありがとう」それだけ言うのが精一杯だった。

俺はずっといじめられていて、優しくされた時なんてほとんど無かった。

だから優しさに触れた時、どうすればいいのか分からなくなるんだ。

「梁くん、今日は家まで送ってくれる?」

「ああ、いいよ」俺は断る理由もなく了承した。舞の車に乗ると、いつもいい匂いがする。

「梁くん……最近元気ないね」舞が心配そうに言う。

「いや……そんな事ないって」俺は慌てて否定したが、舞は納得していない様子で、俺の手を握った。

「ねえ……梁くん」そう言って顔を近づけてくる舞を見てドキッとしたが、すぐに冷静になった。

「いや……それはまずいだろ」俺は手を振り払おうとしたが舞は離さなかった。

「大丈夫だよ、誰も見てないし」と言ってさらに強く握ってくるので俺は抵抗できなかった。

「梁くん……キスしようよ」と言われ、俺は迷ったが結局受け入れた。舞の柔らかい唇に触れると頭がボーッとしてくる。

「ねえ梁くん……私のこと好き?」耳元で囁かれて背筋がゾクゾクした。

「ああ……好きだよ」俺は無意識のうちに言っていた。すると舞は嬉しそうに笑った。

「私も梁くんのこと大好きだよ」と言ってまたキスをされた。今度は舌を入れてきたので驚いたが、抵抗できなかった。

「梁くん……もっと気持ちいいことしようよ」と囁かれたので、俺は黙って首を縦に振った。

***

「梁くん……大好きだよ」そう言って舞は俺に抱き着いてきた。俺は舞の背中に手を回し、ファスナーを下ろした。

「ねえ梁くん……私のおっぱい触ってみて」と言われ、恐る恐る触れると柔らかい感触が手に伝わってきた。

「梁くんの手、あったかいね」と言って笑う舞の顔を見ているうちに我慢できなくなった俺は、ブラジャーの中に手を入れて直接乳房に触れた。すると舞は「あっ……」と喘いだ。

「梁くん……もっと強くしてもいいんだよ?」と言われたので、俺は手に力を込めた。すると舞はビクンッと体を震わせた。

「ねえ梁くん、私のおっぱい吸ってみて」と言われ素直に従うと、舞は気持ちよさそうな声を上げた。

「梁くん……もっと強くしてもいいんだよ?」と言われ、俺は手に力を込めた。すると舞はビクンッと体を震わせた。俺はそのまま舞を脱がせると指を絡ませて耳に舌をねじ込んだ。

「あっ……梁くん、それダメぇ……」舞は涙目になりながらも抵抗しなかった。

その後はいつも俺が女にしていることを舞にした。

***

「ねえ梁くん、私のこと好き?」と聞かれて俺は迷ったが結局言ってしまった。

「ああ……好きだよ」と言うと舞は嬉しそうに微笑んだ。

「私も梁くんのこと大好きだよ」と言ってまた抱き着いてきた。

「ねえ梁くん、キスしよっか