はじめまして、わたしは小松ともうします。
わたしの依頼をお話しするまえに、まず、わたしの生い立ちを話さねばなりません。
わたしは、軽度な自閉症として生まれました。この「軽度な」というのは、障害者学級にはいるほどではないが、健常者とはいっしょに過ごせないというような状態のものです。
このため、わたしはずっと通常学級で迫害を受けて育ちました。それで、就職するのは無理だと感じました。
迫害を受けるというところに、疑問を感じるかもしれません。わたしのいたのは、自殺があったことで有名な学芸大学附属小学校です。自閉症が国立小学校に入れるものなの?という声はもっともです。知的障害がない場合は可能です。むしろ、知的障害のない自閉症は暗記が得意だったりするので学校の成績はよかったりするのです。
だけど、いじめと迫害をとめることはできません。わたしが完全に就職の道をやめたのは、大学に受かったときです。
わたしは、大学で独り暮らしをはじめました。そしてそこから、漫画家になるための努力をはじめました。なぜ、独り暮らしをはじめたかというと、母も自閉があり、また、わたしの特性のことを理解してくれず、わたしは親にさえ叱られ続けてきたからです。
このとき、わたしのまわりに、味方とよべるような人は一人もいませんでした。
だから一人で、紙と鉛筆だけで生き延びられる漫画家になるしか道がなかったのです。
そのころわたしはまだ、自閉症の診断を受けておらず、社会からの疎外感と、自分だけが怒られ続けることに対する怒りや不満や恐怖といったものであふれかえっており、宅配便の人と話すことすらおそろしかったのです。
だから、絶対に漫画家になるしか、生きる道はないと思いました。
大学生活との両立は無理と判断したので、漫画だけに絞りました。
それで毎日毎日頑張りました。映画や漫画をたくさん見て、シナリオを模写したり、絵を模写したり、スケッチをしたり、京都の資料館や博物館に行ったり、写真を撮ったり。わたしはファンタジーとミステリーを書いていました。ファンタジーのためには歴史を、大学の専門的な授業はミステリーのネタになりました。
コーヒーを一日何倍も飲んで、ノルマを決めて努力しました。こういうところは、自閉症のために、うまく体調とのかねあいができませんし、ADHDのために、寝食もとらずにやっていました。
それでわたしは、副腎疲労症候群と、慢性疲労症候群という病気になりました。それでも無茶な生活を続け、ついに生死のふちをさまようような過労を起こしました。
このまま死んだら、キャラクターたちがかわいそうだと思いました。だから、自分のすべてを詰め込んで、高校時代の親友に送りました。
わたしは、一命を取りとめました。そして彼女に連絡をしたのですが、いつまでも返してもらえません。五年が経ちました。わたしの体調はよくなりました。メールの返事ももらえません。
彼女は、わたしが自閉症なことを知りません。伝えているけど、理解できません。軽度な自閉症という存在を、理解しようとしません。なぜわたしがいまだに就職もせず漫画ばかりかいているか理解しません。
わたしも、彼女にわかりやすく伝えられません。
資料がなければ、もう続きをかくことはできません。同じものをかくことはできません。
送ったもののなかには、講義や公園の録音が入っています。副腎疲労で聴講もままならないときに、録音してあとで聞こうと思っていたものです。これを送ったのは完全に善意です。わたしは、善意を踏みにじられたのです。わたしの努力をすべて奪われたのです。
彼女の言葉は、自閉症をまったく理解しない人のものです。わたしは彼女を信用したことをものすごく後悔しており、二度と連絡はしないです。けれどその資料だけは、返してもらわないと何もできません。わたしは生活保護でいるよりは、漫画家でいたいのです。
どうかわたしの代わりに、自閉症のことをわかりやすく伝え、なぜその資料がほんとうに必要で、なぜわたしが彼女の言葉で傷つき、いじめられていることでわたしがどれだけ苦しい思いをし、彼女の行為がそれを助長しているのかを説得してもらえませんか?
私には、うまくまとめるちからもないし、感情的になりすぎて、殺害予告めいたものしか書けなくなっています。このままでは本当に犯罪をおかしそうなほどに、わたしは悲しみ、くるしんでいます。大学は退学しました。
潰瘍性大腸炎になり、八王子まで返してもらいに行くことがなかなかむずかしいです。不眠や慢性疲労症候群もまだ完治していません。うつもあります。彼女がストレスの原因なのです。
どうか、わたしのかわりに、心に響く、説得する文を書いてほしいです。
自閉症については、わたしのほうでも聞かれればお答えします。
それと、わたしのことを嫌っていて、二度と名前も見たくないと思われていると思うので、投函代行もお願いできたらうれしいです。わたしの名前だとたぶん読んでもらえないです。
わたしは本当に困っていて、資料があればまた人生を取り戻すことができます。彼女のもとにあっても、彼ら(キャラクター)は動くことができない。わたしは助け出したいし、わたしのためにも取り戻したいのです。
もう、ずっと待っています。五年以上、返してほしいと言っています。お願いします、代筆をお願いします。
彼女の無知な言葉は、わたしをひどく傷つけるのです。彼女と話したくないのです。話せないのです。何日も泣いて、眠れなくなって、パニック発作が起こるのです。この世のすべてから捨てられたきもちになるのです。どうかお願いします、わたしの代わりに手紙を届けてください。かのじょがわたしを少しでもかわいそうだと思うなら、返してくれるはずなのです。どうか、お願いします。
そうでなければ、わたしはこの世のすべてを憎みはじめています。わたしはもうすぐ犯罪を犯しそうです。もう、心はほとんど壊れています。愛をください、優しい言葉をください、私をだれか救ってください。わたしは誰にも助けてもらえないのですか?
どうして私だけがこんな目に遭わなければならないのですか?なぜ自閉症に生まれただけで、こんなにも人から蔑まれなければならないのですか?私が何をしたんですか?なぜ叱られなければならないんですか?なぜこんなに苦しんで生きねばならないんですか???
彼女はなぜ返してくれないんですか?毎晩、毎晩、夢に見るほど、待ち続けています。もう、どうしたらいいのですか?わたしの心はもう限界なのです。
ほんとうに、限界なのです。
どうしたら、彼女に理解してもらうことができますか?
もし、返してもらえれば、今回のことは美談として取り上げていただいてかまいません。
彼女の住所は〒193-0931
八王子市台町3-26-13 ヴィラクレスト407
電話番号は042-628-2857 です。
よろしくお願いします・・・・・!